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研究の内容

研究の目的  -見えない光でナノの世界を見る-

 軟X線は、可視光に比べて波長が1桁以上短い、目に見えない光です。波長が短いため、軟X線を用いた顕微鏡は、可視光より高い分解能でミクロなものをより正確に観察することができます。

 

 しかし、軟X線は、可視光のようにレンズを通過できず、通常の鏡では反射もしません。そこで、軟X線の像を結ばせるためには、2種類の超薄膜を等しい周期で正確に積層した特殊な多層膜反射鏡が必要になります。

   私たちは、先端計測開発センター(山本研)と協力し、多層膜反射鏡を基盤にした結像鏡による新しい高分解能軟X線顕微鏡を開発しています。これを用いて、生体材料をそのままの状態で観察したり、もともと微小な物質を詳しく調べたりします。

また、顕微鏡をさらに高分解能にするため、まったく新しいタイプの対物鏡システムの開発も行っています。一方、多層膜の性質は、隣り合う薄膜の界面の状態に大きく左右されることに注目し、非破壊で界面を評価する新しい方法の開発も行っています。

 

主な研究テーマ

1.  軟X線顕微鏡の開発と生体試料への応用

2.  軟X線用高分解能対物鏡システムの開発

3.  軟X線分光、光電子分光による埋もれた界面の研究

4.  磁性多層膜界面の電子状態、磁性状態評価

5.  軟X線に対する物質の光学定数の精密測定

     超薄膜の軟線光学定数データベースはこちら

 

研究プロジェクト

1.  科研費特別推進研究「レーザープラズマ軟X線光源を用いた超高分解能多元物質顕微鏡の開発」(H15-H19)


 

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投稿者 齋藤 文良
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